Walive!インタビュー Vol.1 ゾフィー

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Walive!インタビュー | 第1回 ゾフィー

 

そこに20人ぐらいいたんですけど、全員帰ったんです

 

──そもそもお笑いを始めたきっかけは何だったんですか?

 

zoffy_ueda 劇団やってたんですよ。

 

──自分でですか?

 

zoffy_ueda 自分で。大学のとき演劇サークルの中でけっこうおもしろいって言われてたので、このままいったろうかなと思ってその人たちを引き連れてやるんですけど、井の中の蛙というか、めちゃくちゃ天狗で。しかもめちゃくちゃ尖ってて。たぶん「こうしろああしろ」とかすげーうるさかったと思うんですよね。しかも言い方も相当ヤバかったっぽくて。やりたいことを全部やりたかったから。

 

zoffy_saito で、この流れの先に、上田が取材を受けた話というのがありまして。単独の企画で話すんですけども。

 

zoffy_ueda 尖りすぎて取材を受けたんですよ。

 

──どういうことですか(笑)。さわりだけ教えてください。

 

zoffy_ueda 一回居酒屋でミーティングしたときになんかみんな言いたそうな雰囲気だったんですよ。文句あるんだったら言えよみたいな。

 

zoffy_saito その段階でもう尖ってんだけど。

 

zoffy_ueda そしたらちょっとこれもうついていけないと。

 

──おお(笑)。

 

zoffy_ueda 「しんどい」って言われて。「わかった、じゃあもう本当にやりたいやつだけやればいいし、やりたくないやつは帰れよ」って言ったら、そこに20人ぐらいいたんですけど、全員帰ったんです。

 

──えー!

 

zoffy_saito まさに劇団ひとり。

 

zoffy_ueda 本当に(笑)。「全員かい!」と思って。

 

──相当ですね(笑)。

 

zoffy_ueda 俺もう目の前の白子ポン酢の形状をはっきり覚えてますよ。

 

一同  あははは(笑)。

 

zoffy_ueda 2、30分見てたもん(笑)。あれー、と思って。

 

──そこまで自分を突き通せるのはすごいですね。

 

zoffy_ueda それでもう開き直りというか逆ギレみたいな感じで、1人でやってやろうと思って。脚本書いて、舞台も自分で設営して、音響も照明も宣伝も制作も全部自分でやるって言って。そのときはもうイカれてたから、「俺はこんなにおもしろいのになぜ世間は俺を認めないんだ」という感じで。

 

──すごい(笑)。

 

zoffy_ueda そうして尖りすぎた挙句、取材を受けることになるんです。

 

──この続きは単独にてということで。これは楽しみです。

 

zoffy_ueda で、借金もまあまああったし、もうダメだっていうときに、前の相方に誘ってもらったんです。

 

──そのコンビでは何年ほどやられてたんですか?

 

zoffy_ueda チェルシーは3年かな。

 

──チェルシー初単独ライブは「即日完売の人気ぶり」だったとお笑いナタリーに書かれていました。

 

zoffy_ueda え、そんなの載ってました? 狭い所でやったからかな?(笑)

 

zoffy_saito 俺も観に行ったけどパンパンだったよ。

 

zoffy_ueda 「お笑いって楽しいな」と思いましたね。お笑い始めたらちょっと謙虚になりましたけどね。

 

──お笑いで、ですか?

 

zoffy_ueda 人に毒づいたりとか悪口を面と向かって言ったりとかすると嫌われるんだっていうことを25歳ぐらいで気づき……(笑)。

 

zoffy_saito だいぶ遅いよね(笑)。

 

──演劇はなぜ好きだったんですか?

 

zoffy_ueda 僕、高校のとき剣道部だったんですけど、めちゃくちゃ弱かったんですよ。

 

──「弱い人たち」ですね。(「弱い人たち」……玉田企画・玉田真也、ラブレターズ・塚本直毅、ポテンシャル聡、ゾフィー・上田航平からなるコントユニット)

 

zoffy_ueda まさに(笑)。目も当てられないぐらいの弱さで、プライベートでもゴリゴリにやられて。なんかで逆襲してやろうと思うじゃないですか。それで中学のときお笑い研究会みたいなのをやってたことを思い出して。

 

zoffy_saito あったんだ。

 

zoffy_ueda それもね、作ったの。

 

zoffy_saito あー、尖ってるねー(笑)。

 

──すごいですね。いろんなものを作ってますね。

 

zoffy_ueda そう、作っちゃうんです。校長先生に言って。

 

──校長先生に!?

 

zoffy_saito 首根っこ捕まえに行くんだ。

 

zoffy_ueda そう、一番上に会いに行くっていう(笑)。

 

──もうそれ強い人じゃないですか(笑)。

 

zoffy_ueda いやでも切羽詰まったらです。このままだと中学生活が終わる、なんとかしなきゃと思って。そこで漫才とかコントみたいなものをやってました。

 

──中学生の時点でやってたんですね。

 

zoffy_ueda とは言ってもそういうのやる人自体いないから、単純にウケるじゃないですか。

 

zoffy_saito やってる時点でね。

 

zoffy_ueda 男子校だったんで、これすげーモテるんじゃないかなと思って文化祭で中国語漫才をやって。もう尖ってるでしょ。

 

zoffy_saito 尖ってる。

 

zoffy_ueda 全部中国語でやるみたいな感じだったんですけど、それがけっこうウケたんですよ。

 

zoffy_saito おおー。

 

zoffy_ueda 俺、中国人っぽいし。本当に留学生がやってんのかな、みたいな(笑)。でもそれは趣味っていうか遊びでやってて、演技けっこううまいねみたいなことを言われてたから、じゃあ大学は演劇のサークル入ろうみたいな感じで入りましたね。

 

──中高時代ってモテようと思うと、わりとバンドとか音楽やる人が多いですが、そこでお笑いに行ったんですね。

 

zoffy_ueda バンドもやってましたよ、バリバリ(笑)。中学入ってすぐギター買って。

 

──ですよね。

 

zoffy_ueda ちょうど世代がゆずだったから、ゆずの曲めっちゃ練習して。朝早めに学校行ってギター弾くっていう。うわーかっこいいみたいな感じに一瞬なりかけたけど、そこでエレキのやつ来ちゃって。

 

zoffy_saito あら。

 

zoffy_ueda ラルクとか始めちゃってさ。勝てないでしょラルク。

 

zoffy_saito 勝てないねえ。

 

zoffy_ueda だからもうすぐやめましたね(笑)。

 

──上田さんいろんなエピソードが出てきますね。

 

zoffy_saito おもしろ人生ではあるよね。

 

zoffy_ueda 追い詰められると発動するんですよ(笑)。なんかしなきゃっていう。

 

zoffy

 

3、4年ぶりの電話で

 

──ではサイトウさんのお話を。

 

zoffy_saito 上田のあとに聞いたら弱いですよ。

 

一同  あははは(笑)。

 

zoffy_saito いやもうベタなやつですよ。バンドももちろんやりましたし。

 

zoffy_ueda やったの?

 

zoffy_saito やったやった。ドラムとベースだけね。お笑いも、関根勤さんが好きだったんです。誰も傷つけないじゃないですか。すげーなと思って、お笑いやりたいなとは思ったんですけど、地元が青森で何していいかわかんなくて。あと本当はダメなんですけど、高校生のときからバーテンしててそれがめちゃめちゃ楽しかったんですよ。しかもそこで知り合った女の人がいい女で……。

 

──それが噂の……。

 

zoffy_saito そうです。

 

──ではこの詳細も単独でのお楽しみにしましょう。ちなみにそれが何歳のときですか?

 

zoffy_saito 19歳ぐらいにその子を追いかけて上京して、同棲し始めて、22歳でできちゃった結婚して、24歳で別れたんですよ。

 

──早い……。

 

zoffy_saito それでああどうしようと思ったときに、お笑いやりてえなと思って。でもその前に慰謝料とかけっこう払わなきゃいけなかったんで、3年ぐらいかけて返して、27歳から始めたんです。

 

──その間お笑い的な活動は?

 

zoffy_saito 本当に何もしてなかったです。働いてました。27歳までダラダラ過ごして、これはやばいって始めたんですけど、始めたもののどうしようという状態。養成所に行こうかと悩んでいたら、たまたま昔バイトで一緒だったやつが松竹の養成所に行ってて、俺がお笑いやりたいって言ったことを覚えてくれてて電話かけてきたんですよ。

 

──すごいタイミングですね。

 

zoffy_saito で、そいつと組んだんですけど、とにかく人前に立ちたくない人だったんですよ。

 

一同  え?(笑)

 

zoffy_saito だから月に1回しか舞台に立てなかったんです。出たくない出たくないって。それが2年ぐらい続いたんです。

 

──月1のペースで2年やってたんですか。

 

zoffy_saito そしたら「ごめん、解散しよう」って言われて。まあだろうなとは思ってましたよ俺も(笑)。

 

zoffy_ueda 遅いよ2年もやって(笑)。

 

zoffy_saito それで小さい事務所に所属させてもらってしばらくピンでやってたんです。そこでおもしろいなと思ってた人たちが解散したんで、じゃあちょっとやりませんかってやったんですけど、それがさっき話したネタ書けないコンビで。

 

zoffy_ueda そのときもずっと慰謝料は返してた?

 

zoffy_saito 慰謝料は払い終わってた。養育費ね。

 

zoffy_ueda あ、そういうことか(笑)。

 

zoffy_saito 慰謝料は嫁だから。養育費は子供だから。

 

zoffy_ueda 慰謝料終わったあとに、養育費なんだ……。そっかじゃあ女性を追いかけてきたわけね。

 

zoffy_saito 女追っかけてきたね、ほぼ。

 

──27歳までは女のために生きてるみたいなもんですよね。

 

zoffy_saito そうですよ、本当に。子供と女のために。

 

──でもお笑いを始めようと思ったときにタイミングよく電話がかかってきてよかったですよね。

 

zoffy_saito そうです、本当にいいタイミングで。その電話がそいつからの3、4年ぶりの電話で。

 

──そんなことあるんですね。

 

zoffy_saito ただまあそのせいで実のない2年間が……。

 

一同  あははは(笑)。

 

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